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2014年2月26日 (水)

黄金町でお店を開け閉めすることがどんなに大変か市はわかっていないのかな。

横浜市の方やNPOの人が空間プロデューサーの方々を連れて、お店に連れてきてくださったのですが、「黄金町にアドバイス」をくださるという。

いろいろ話をしたけど、お客さんたちはともかく、横浜市側に非常に腹が立ってしまった。(→しかも直接メールしてしまった。)

自分でお店出してやってみればいいんです。

黄金町でまだ商売していくのが厳しいこと、まだ完全に安全なまちになっていないこと。その中でも時間通りにお店を開け閉めするということがどんなにすごいことか。

311のあと、普通にまちの商店の人たちは営業していて、いかにここの人たちが何があってもお店をいつもどおりに開け閉めしてきたか、それが本当にすごいと感じた瞬間だった。

まちの人たちに教わることはあっても、「アドバイスしてあげます。」なんて名目で外部の人をかかわらせることはまず私のなかにはない。

と同時に、ぼやぼやしていると、コンサルが来て、どこでもありそうな綺麗なおしゃれなまちになってしまうのとかがすごくこわい。

ここのまちの人たちはキャラも濃いし、センスもいいし、頭もいいし、技術をたくさんもっているし、どんなまちにしたいかという話はいつもきいているし、それに沿って組み立てていけるように、自分たちのまちは自分たちでつくっていけるように、声をあげていかなければならないと思う。

それと、昨日、バザール2014ゲストキュレーターの原さんが言ったように、「黄金町」という名前がブランドでアジア各国に知れ渡っていること、もっとまちの人も誇りに思っていいと思う。

どこかでうまくいった事象をするっとスライドできるほど、甘くないし、本当に難しい。その難しさを現場にいない人間には肌で感じることなどできない。

これもあっていいし、これもあっていいがまちだと思うし、黄金町が都市計画のように整理されていないのは、一個一個交渉して場所を作ってきたコミュニケーションの足跡だと思う。

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2014年2月 9日 (日)

アーティストであり、コーディネーターであり。

私は、アーティストという職業でもありますが、コーディネートやディレクションをすることもあります。

そのへんの役割が入れ替わる中、この人はいったいどの立場で話をしているのだろう。というふうに思う人もいると思います。

横浜に来て、アーティストとしての場ももちながら施設の運営にも携わっていたので、地域や行政などの調整をしつつアーティストに仕事を発注するということもやってきました。

大体のアーティストは、「作品だけ作ればいい。」と思っていますし、コーディネートする側も「作品を作ることだけに集中させてあげよう。」と思って、余計な部分はアーティストに負担がかからないようにします。

ちょっとでもコーディネートのようなことをした経験のあるアーティストはそういうプロセスのうえ、自分に仕事がきていることを理解します。

特にまちのなかでのプロジェクトでアーティストに何かをお願いする場合は逆にそのプロセスを理解していただかないと仕事を頼めないということもあります。

私が表に立ってやっていることも多いので、アーティストである自分は自分の好きなようにやっていますが、コーディネートやディレクションの場合は、様々な組織から委託や発注を受けている場合もあり、自分の意見ではなく、そこで必要とされていることを汲み取ったうえで窓口になっている場合もあります。

そのへんが表から見たら見えにくい部分もあります。

アーティストがそこでなにかしたい。といった場合に、まちや組織との調整は意外と長くかかるもので、自分の日常の7割から8割はそこに割かれているといっても過言ではありません。

演劇演出家の市原幹也さんとのプロジェクト「3歩すすんで2歩さがる」では、私のアートプロジェクト「ちょうぷくちゃんを探せ」を行うために必要だと思うことをあげ、それが起こったらTwitterでつぶやくということをやってきました。

正直、つぶやきながら、これは本当に必要か??と思うこともありました。

しかし、先日、最近通っていることぶき福祉作業所で、私としては必要だと思っていた情報がこちらに流れてきていなくて、どういうことだと吠えたことがありました。

すると、竹本さんは、○○さんと○○さんのスーパーアドバイザーだと思っていたので、余計な仕事をふらない方がよいと思ってたのです。という。

そこで、私は、「みなさんと一緒に汗をかかずして、みなさんの目線に立てるはずがないし、何が欲せられていて何に困っているかも読み解くことができません。」と言い放ったときにはっとしたのです。

市原さんに言った「必要なこと」は全部そういうことだったのだ。と。


まちで何かするということは、まち、つまり、人と何かすることで、突然知らない人がきて、「これさ、こうした方よくない?」みたいなこと言われても自分だってその人の言うことは絶対きかないと思います。

以前運営に関わっていた創造空間9001でも最近でもあったことですが、コーディネーターとしての自分は、アーティストがやっていることや思いが、どうすれば効果的に世の中のためになるかと考えます。
おそらくこれは公益性ということです。

その中で、とても綿密に交渉や手続きをふんだうえで、初めてアーティストに場所や機会を提供することになります。

しかし、たまに、そのプロセスを待てないアーティストがいます。
すぐにやりたいという気持ちが先走ってしまうのです。

そうして動いてしまった瞬間、私はそのアーティストに場を提供できなくなります。

起・・・の次にいきなり結が来てしまうというか、構築してきたストーリーがそのプロセスを無視してどんっといきなりわけわからんものが目の前に現れる。→拒否反応。という感じでしょうか。

また、ここからは立場の変わった話。

相手が私をコーディネーターでなくアーティストとして見た場合、私のプロジェクト面白そうだからこっちが先にやっちゃえ!ということが仮に起こったとします。

私は現場で幾度かこういう場面を見ていますが、計画を立てていた方は綿密にいろいろ調査して意味のあるものにしようと慎重に勧めている場合が多く、横取りした方は今問題になってる偽ベートーベンではないですが、発信力や話題性をつくるのはとてもうまかったりします。

横取りされた方は、そんなコンセプトでやっていなかったのに、どうせやるならもう少しちゃんとやってほしかったなあ。ということになることが多いように思えます。

横取りされても本意をわかって、もっとすごいものを作れていたら、おみそれしました。となるでしょう。

だいたいが表のうすっぺらいところしか見ないで実行しちゃうことが多いかもしれませんね。

例えば、あるアーティストがアーティスト同士の運動会をやろう!と企画したとしましょう。
面白そうだからその企画もらった!!として別のアーティストが発案者を無視して進めてしまったとする。
プロセスの段階でそんなに広くいろんな人が関わっていなければ、横取りされた事実はそんなに広まらないだろうし、知っている人が知っているだけで泣き寝入りということは多いと思います。
アーティスト同士というコミュニティも決まっている中ではそんなに問題にならずに済んでしまっているところがあります。

ところが、私の場合、3歩すすんで2歩さがるプロジェクトでも表出しているように、なぜこれがアートプロジェクトに関係するの?みたいなことがたくさんあります。

つまり、私が調整するにあたってどんだけたくさんの人と組織と関わって自分のプロジェクトを推進できる環境を整えているかということです。

そのプロセスをあまり感じていない人がとても多いと思います。

市原さんとのプロジェクトでは、「美術家竹本真紀の行動を戯曲化できるか。」という課題が掲げられていたわけで、それは、私のプロジェクトを戯曲にすれば、他の誰でも再生可能にすることができるということでしたが、市原さんとのやり取りの中で、「これは私じゃなきゃいけない。」という部分が出てきて、「え、それは演劇と違うところだね。」という会話がありました。

私が調整し続けていたプロジェクトを横取りしてしまった人いるとしたら、どうやってプロジェクトを達成できるのかどうかというのを見てみたいです。

本来作り手は、作品をつくってなんぼです。

私もそういう面ではもっともっと作品を作って精進せねばならないです。

他人の計画を横取りすることや、著名な人と一緒にいることをアピールするでしか、自分を確認できない方というのもかわいそうなものです。

やはり、何にしても、それなりのプロセスをふんだものというのはわかる人にはわかるし、わからない人にもなんらかのエネルギーは通じることだろうと思います。


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2014年2月 2日 (日)

2月9日まちあるきツアーをご案内します。

毎月第二日曜日に開催されてきたワンデイバザール(3月以降は趣向を変えるとか・・)で、まちあるきツアーのご案内をいたします。

ワンデイバザール 

2月9日(日)13:30~

黄金町高架下siteDに集合

参加費500円(おみやげつき)

☆美術家竹本真紀が案内する初黄日商店会ツアー

事前予約制(当日飛び入り参加可)info@koganecho.net
(件名に「2月9日まちあるきツアー参加希望」)

卸業の多いこの界隈は日曜日お休みのお店が多いのですが、楽しいツアーになるように考え中です♪

ぜひ、ご参加くださいませ!



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