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2013年11月 9日 (土)

創造空間9001以降

昨日、黄金町芸術学校に講師でいらっしゃった中村政人さんとの会話のなかで、思っていたけども、うなく表現できなかったことがぽろっと出てきて、そのことについてまとめておこうと思います。


私は、2007年9月~2010年3月のあいだ、旧東横線桜木町駅舎跡地をリノベーションした「創造空間9001」の運営に携わっていました。

当時の横浜市役所創造都市事業本部が、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団に業務委託した事業です。すでにプロジェクトが始まっており、私がアトリエ使用で入居していたZAIMの姉妹施設のような位置づけでした。

場所が特殊であるため、美術館施工の知識がある私と、山野真悟事務所でお留守番していた田島くん、音響会社JSSからの出向で松方くん、三人の職人が事務仕事も兼務する格好で、予算の関係上財団職員は常駐しないということで運営していました。

現場には三人しかいませんでしたが、(シフトも三人でまわしていたので、大きいイベント以外は実質は2人ずつで運営した格好になるかと。)だからといってなんでも好きにやっていいわけではなく、行政の手続きに沿った形での運営でしたので、企画事業をしようと思った場合は、たくさんの書類を作成することになります。

現場にいないといっても、担当財団職員とは密なコミュニケーションを取りながら運営していきます。
専門職でありながら雇われ人的な立ち位置が、ちょうどよいバランスを持ってプロジェクトを推進できていたようにも思います。

しかしながら、現場で起こったことはよっぽど大きなトラブルでもない限り、全て自分たちだけで処理していくことになりますし、広報協力での財団とのチームワークはありますが、運営に関わる営業活動のようなものは現場でやっていました。
現場のリーダーは私が行っていました。

この場所は、横浜市クリエイティブシティの政策を推進するための一翼を担い、小さい施設だけども、私がBankARTの池田さん、黄金町の山野さんのような立ち位置にならないといけないんだと、途中からそう思ってやっていました。
いろんな施設との連携もはかり、駅ということもあり、クリエイティブシティの玄関的な役割と、点在している人たちをつなげる役割についても考えました。

それと同時に行っていたZAIMでの活動において浮上してきた問題点なども含め、これらのプロジェクトが終了した場合にこれらの活動をどう次へつなげていくか、もしくは、この二つの施設のなかでのしばりで思いっきりできなかったことは何か、というなかで出てきた話がちりめんやの活動であったり、長者町アートプラネットの存在だったりでした。

この流れをわかっている方は9001の活動からずっとつながりがあり、プロジェクトは終わってしまったけども、ある程度の意思疎通をしながら、役割や役職は違っても同じ目的に向かって今でも一緒に進んでいる感じはあります。

それがうまく伝わらないのはなぜか今活動拠点でもある一部の黄金町の方々だったりします。9001終わったんだから、あとは制作に専念しなさい。と言われても、ある程度のテンションでやってきたり、アーティスト活動だけしていれば知らなくってもよかったことも知ってしまったり、ノウハウも知ってしまったり、問題意識も生まれたりというなかで、急にトーンダウンするわけにもいかず、全く知らない人から見ると、「黄金町のスタッフでもないのに余計なことをやってる人。」という立ち位置に見える場合もあるようです。

ただ、仮に私が黄金町のスタッフになってしまったとすると、今のようにフットワーク軽く動き回ることもできなくなるし、アーティストという立ち位置なのでいろいろできる部分はあると思います。

ちりめんやの活動が終了したあとも、現在の場所に拠点を構えられるようになるまで、非常に難しかったです。
これは後ほどどこかで書こうとは思いますが、地域の方の「竹本にまだここにいてもらわないと困る。」という思いでチエン堂として黄金町に拠点をおくことができました。

これはほかでもない、日の出町永野鰹節店の店主であり、大岡川桜祭実行委員長であり、初黄日商店会会長一ノ瀬さんが、創造空間9001からの活動を見ていて、またその重要性もよく理解していて、その流れで私が動いているということを一番理解してくださっているからだと思います。

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