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2012年10月23日 (火)

黄金町バザールはみんなでつくるもの。

黄金町のまちづくりは、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが中心で行っている。

事務局長が山野真悟さんで、普段の窓口が事務局なので、事務局主導に見えるが、実は、地域の理事や、市役所、区役所、警察、京急などと、連携をはかりながら物事を進めていっている。

どうしても、窓口になっているような人間のところへクレームや要望はいくのだが、実は、大きな組織で物事が動いている。

毎月協議会定例会というのがあるので、これは外部の人間でもきくことができるので、この会議に出ているとなんとなく雰囲気はわかると思う。

山野さんは、人に思いをあまり伝えずに、自分の中で黙々と作業を進めていくところがあるので、わかりにくいところはあるが、

最近、「黄金町をアーティストレジデンスのまちにする。」という目標をかかげた。
あとは、「このまちで活動している人たちがきちんと商売になること。」というのがもう一つの目標だと思う。

商店の方も、入居者の方も、今まで、事務局の行うことに協力するという形でついてきたところがあったので、感謝もありつつ、不満や批判もあったと思う。

まだまだ長期的なまちづくりになるとは思うが、市からの補助金が減っていくなか、やはり、いつまでもNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターにぶらさがっていけるわけもないし、事務局そのものもキツキツの人件費のなか、スタッフが奔走しているという状況だ。

そこで、発足したのが初黄日商店会。

NPOが頑張ってくれてるから、自分たちももっと自立していかねば!という活動が始まったわけだ。

今にもどこの店がたたむことになってもおかしくない商店が、自分たちの意志で立ち上がったわけだ。

入居者のなかにも、一部、NPOがこうしてくれない。ああしてくれない。という人がいたが、新規で入ってきたアーティストが、とにかく自分の仕事を夢中でやる方が多く、空気が入れ替わってきているのを感じる。

NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが、「黄金町バザール」という枠組みを作ってくださっているのであれば、そこに入居しているアーティストも、お店も、町内も、それをネタにどんどんいろんなことを仕掛けていける。

そんな大きな度量を持ち合わせているのが、今年の黄金町バザールのいいところであり、今までのバザールと一味違う楽しみ方だと思う。

つまり、それは、来場者の方々も参加できる余地がたくさんあるということ。

そして、黄金町バザールが終わっても、このまちはある。イベント会場みたいに、箱がそっくりなくなるわけではないということ。

つくられたまちに住むのでなく、自分たちでいくらでもつくっていける可能性があるということ。

それを楽しめる寛容さと、現代アートを楽しむための寛容さは共通していると思う。

来場者さんのニコニコした顔を見て逆に教えられた気がした。

一度来ても楽しめるけども、何度もくるとより楽しめるスルメのようなアートイベントだと思う。

(バザール終わっても来て欲しい!)

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