« 2012年6月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月30日 (日)

黄金町のまちづくりに関するお話の中で

先日、地域の若い方との飲み会があったのだが、新顔で来た方の奥さんが、突然、私に向かって、

「黄金町にいるアーティストって全然、地域の人に受け入れられていないですよねー。」
と言ってきた。

「どこが?」
というと、

「私もしばらくこのまちに住んでますけど~、よくここら辺で飲むんですよね。そうするとその飲み屋でもそんな話が出るんですよ~。」

「どこの飲み屋?」

「・・・。」

「でも、絶対的に、ちょんの間があった時の方が地元も潤ってたし、アーティストがくるよりも絶対その方が良かったと思うんですよね。」

「アーティストはどんな点が地域に受け入れられていないというんですか?」

「・・・」

「どのへん?」

「・・・わかったよ!ごめんね!」

と、逆ギレされました。

これでは、話し合いにもならないし、そもそも、私が何をしているかきかないで突然こんな話をするのはどうだろう?

大喧嘩しそうになったので、席を離れて落ち着こうとしたが、最終的には、

「普段、なんにもしないのに、言いたいことだけ言うのは楽ですね。意見があれば、毎月やってる会議に出てきて発言したらどうでしょう?」

と、言い放ってしまった。

今日は、このときの状況が、中途半端だったのではないかという話になった。

まちに根ざすアーティスト、みたいなことを言われていますが、実際のところ、私にとってなにより大事な制作時間が少なからずとも削られることもあるわけで、(鼻歌みたいに制作できるのが理想だけど)一生懸命やってるわりに、突然こんなことを言われると、自分のなかでも何かが振り切れてしまいそうになるわけで、これは、もめるより、場を離れるというのが私の最善の手段だったわけで。

そこの中途半端なひっかかりを逆に利用して、黄金町の活動をわかってもらうんだ。という頼もしい青年たちもいたわけだが。

でも、何百件と、キャラクター出没にあがっている身としては、(それですべてがわかるとは思わないけど)喧嘩や討論になっても、話ができそうな人と、全くこれは平行線になるだろうな。というのが瞬間的にわかって、はいすみません。次へ行きましょう~。としないと次へ進めないことがある。

人を裁けるような立場では決してないけれども、アーティストとして、とか、まちづくりに携わる身として、という立場以前に、人として最低限のマナーを守れるかどうかというのを基準にしているところはある。

小学校教員養成課程卒業の身としては、小学生にもわかるような説明を心がけているが、それでも伝わらない人は伝わらないし、アートに対して拒否反応を起こす人は起こす。そこに固執して一生懸命説明しようとすると、大きなことが進められなくなることもある。

ただ、一度拒否した人が思い返したときに受け入れられるだけの器は持っていなければならない。

とにかく、口で説明するよりもやってみせてどう、というところに持ち込まなければならないのが自分のできることだと思う。

| | コメント (0)

アーティスト失格その2

まいどまいど暗いタイトルなのですが、そうです。暗いです。

から元気出してるけど、なかなか立ち直れないものです。

でも、いろいろ自分について考える機会にはなっています。

私は、今でこそ喧嘩ばっかりしている人みたいな印象があるのですが、内心は本当に誰とも喧嘩なんかしたくないんです。

小さい頃、よく喧嘩していたけれども、それは、コミュニケーションベタだったというのもあります。

今もそれはあります。

あとは、いじめっこをやっつけてました。

いじめてる子がいたらそいつをぶん殴ってました。

もちろん、ぶん殴ったらぶん殴られるのですが、今でもやっかいなほどその頃の正義感は健在です。

正直、あまり、自分のために怒ったことがないんです。

例えば、掃除時間、ほうき使いたい!という子がほうきの取り合いになっていても、自分は雑巾がけでいいですって思うし、調理実習でみんながやりたい!っていうのであれば、自分は洗い物でいいです。
というような感じで子ども時代を過ごしてきました。

部活動をやるようになって、試合に出たい!というので、頑張ったことはありますが、誰かがそれをやるのであれば、自分はあえてそれをやることはない。
自分にしかできないことを探してやろう。というスタンスだったんです。

積極的なイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、だいたいが受け身な感じで過ごしてきたところがあるのです。

自分でいろいろ企画をしてるのも、実際は、審査員には選ばれないだろうなというようなことで、自分で何か立ち上げてやってみたりしてるのです。

たまたまコンペでグランプリとったときは、やっぱり、取りたいと思ったから取れたのだと思いますが、コンペに応募した理由が審査員に会いたい人がいたから、というような動機でした。

とにかく、やりたいこと、ほしいものがあっても、あまり人とかぶらずに、なんとなく競争もなくきてしまったのです。

しかし、自分がどうしてもやりたい仕事、どうしても手放したくないものが誰かと一致してしまい、悉くその誰かの手に渡ってしまうということを、最近何度も経験しました。

コンペに落ちた、では、自分で何かやるか。
といういつもの起点はきかず、本当に悔しくて泣き崩れるということが何度もありました。

厄年?

いや、やはり、自分がだましだまし、自分のなかにある正直な感情をなんとなくうやむやにしてきたところだと思います。
東北人のよくも悪くも、ストレスに対してじっと歯を食いしばってじっと耐えてこつこつやる。
というのが、裏目に出ることもある。

やりたい仕事は、やりたい!と言わないとね。

もしかしたら、だめかも。。と思った心が現実になってしまったのかも。

でも、今回、本当に感謝したのは、周囲のみなさんが一緒に残念がってくださったこと。

私が作家として飛躍することを皆さんが本当に心から応援してくださってることに非常に感謝です。

なんとか復活して、良い結果出してみなさんに恩返ししたいです。

今一番恵まれているのは、実は、落ち込んでいられないほど仕事がたくさんあるということですかな。

| | コメント (0)

2012年9月28日 (金)

アーティスト失格。

昨日の黄金町芸術学校での山野真悟「アートプロジェクトのつくりかたvol.3」は非常にためになりました。

その中で、山野さんが、黄金町で制作するアーティストに、「黄金町だから、これ、というものではなく、本当に作りたいものを作りなさい。と言ってます。」という話をしました。

私も、実際、アーティストに何かオーダーしたり、作品を展示してもらったりすることがあるのですが、私もやはり、同じようなことを言います。

できもしないのに、このまちに合わせて、、なんて言ってる人はすぐにお見通しなので、「ホントにそれ作りたいの?作りたいもの作ってよ。」と言ってしまいます。

そもそもそのアーティストが作ったものが面白いと思ってオーダーしているわけですから。

ただ、アーティストとしての自分はどうかというと、最近は、このまちだから、これ、この場所だからこれ、という作品が圧倒的に多い。

先日、あるコンペに応募しようと思って、自分の作りたいものをつくろう。と思って考え出した結果、何も浮かんでこなくて、ある意味、自分にとっては、その方がウソになるような気がしたのです。

つくりたいもの。というか、こういう感触で、ものをつくりたい。というのはあります。

大きい絵がかきたいと思う。けども、この絵がどうしても描きたいという絵がない。

具体的になにというのはないけれど、布に触りたいとか。

作品レベルにいかないようなやりたいことはやまほどあるのです。

自分自身の作品を追求するというよりかは、そこの場所で自分が人のために何ができるか。ということが自分にとっての一番の課題になってしまってるのかもしれません。

ですから、意地になっても他のアーティストを押しのけて前に出たいというアーティストもいるなかで、その競争に参加することができないのです。

(しかし、こつこつやっているなかで、どうしてもネームバリューや、経験値の高いアーティストさんが全部かっさらっていってしまう状況というのは、ひどく悔しかったりもするのです。)

自分自身の切迫した問題というのが、「ちりめんや」をやったり、「CHAP」をやったりしているうちに、
より、まちに沿ったものになってしまっているということなのかもしれません。

以前、ちりめんやの二階にレジデンスする映像作家の志村くんが、自分がまちに合わせた作品を作っていることに、疑問を感じているような話ぶりをしたことがありました。(今はどうだかわからないですが)
もっと自分のやりたい表現があるはずだ。というような。

私は、逆に、まちの人にもわかりやすく、かつ前衛的であるような作品を作れる才能を持った人はひとにぎりだと思うので、それができることは誇りに思っていいことなのに。と、そのとき思いました。

つまり、このまちでこの作品つくります。というのがうさんくさく見えてしまうアーティストと、適材適所でいい仕事をするアーティストと二パターンあるというふうに私は考えたいです。

どちらにしろ、自分はまだまだなので日々切磋琢磨、というか、日々切磋琢磨できる環境づくりをまずしなければ、という感じです。

とりとめのない文章になってしまいました。

| | コメント (0)

2012年9月15日 (土)

名古屋長者町報告会

2012年9月23日(日)18:00~
報告者:竹本真紀(美術家)
会場:Chapter2(長者町アートプラネット2F)
http://​artplanet159.web.fc2.com/​about.html
入場料:500円(ドリンク付)
主催:MA-office

横浜の長者町から名古屋の長者町へ行ってまいりました!
あいちトリエンナーレの会場にもなった名古屋の繊維問屋​街で体験したこと、みたことの報告会をします。

Scan0061


| | コメント (0)

2012年9月 5日 (水)

My Home Town Project

黄金町バザール2012の参加アーティストとして、下記の企画を会期中、継続的に実施します。

「My Home Town Project」
自分の住むまちについて考えるプロジェクト

2012年9月7日(金)-12月16日(日)

月曜日お休み、月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日がお休み

11:00-19:00

場所 ギャラリー*ショップ ちりめんや

Myhomeimage


私は、黄金町バザール2012に応募して落選しました。

今まで選ばれたことはなく、仕方がないので、自分がこのまちで何をやるべきか考えて関わってきました。

今回もまた落選したのですが、普段このまちで活動している人がイベントに関われないのはどうかというディレクターの意向により、救済措置がはかられ、晴れて参加できているわけです。

私は他のコンペでも落選するたびに、「審査員と趣味があわなかった。」と、都合のよいように解釈しているのですが、実際のところ、やはり、美術家としての能力がまだまだだな。と痛感させられるわけです。
これはプレゼン能力も含めです。

ということで、落選については、真摯に受け止め、参加アーティストとして名前を連ねることもおこがましいといった気分です。

もっと切磋琢磨しなければなりません。

しかしながら、今回も、落ちても、ちりめんやで良いからやろうと心に決めていました。

なぜなら、私のプランは、日々このまちに活動している人間でないとできないプランであり、
今、この時期にやらなければいけないものだと考えていたからです。

そこへ、ある日黒服のディレクターが登場し、「あなたは、ちりめんやに人が流れるようにちりめんやでやりなさい。」と言われました。

どちらにしろ、やろうと思っていましたので、ありがたくお受けしました。

と、能書きはともかく、いったい何をやるのよ。ということですが、まずひとつに、「現代美術」をやろうと思ってます。

現代美術特有の「ワークインプログレス」ってやつです。

1つのテーマについて、街の人、外から来た人、アーティストと考えていくようなプロジェクトです。

最終的な完成形は私にもわからないです。

果たしてこれがちりめんやに人が流れる起爆剤のようなものになり得るのか?
といったら、うーんという感じですが、展示も見れて、お買いものもできる謎の空間になるでしょう。

何も動きがないときは、あ、竹本考え中だな。と思って下さい。

考える過程も見せていければと思っています。

しかし、何をみんなで考えるかは、9月7日のプレオープンに合わせてとりあえずは表明しておきます。

ただ、みなさんがどのように関わることになるのかは、いつものアートの神様待ちなので少々お待ちください。

| | コメント (0)

2012年9月 4日 (火)

黄金町バザール2012プレイベントトークショー

久々のブログアップで恐縮です。

いろいろ書きたいことはあるのですが、、

ひとまずイベントの告知でございます。

2012年9月9日(日) 19:00~21:00

一之瀬成和(初黄日商店会代表)、しでかすおともだち(きぐるみアイドルユニット)、竹本真紀(美術家)

会場:プアン(高架下スタジオsite-D)

京急日ノ出町駅からは黄金町方面へ、黄金町駅からは日ノ出町方面へ高架をたどって歩いていると5分ちょっとくらいでぶちあたります。

*参加には黄金町バザール2012のパスポートが必要です。
500円で会期中何度も使えます。

ええ~っと、さて、着ぐるみのしでかすさんとお話するのか、それとも・・?
謎に包まれたトークショーでございます。

実は実は、しでかすおともだちさんの誕生のシーンに立ち会った過去があります。

そして、共通のキーマン?「二人のオザワ」という共通点があるかもと勝手に思っています。

一人は、私にとっては東京スタデオで働いていたころの親方であり、しでかすさんにとってはHIGURE17-15の「小澤洋一郎」、そして美術家の「小沢剛」

この辺の話はさておき、今回は初黄日商店会の代表一之瀬さんも加わることから、やはり、まちとアートの可能性のようなところでお話が進むのかな?

というところです。

単純にアーティストとして話をしてくれと言われてますが、アーティストとしての観点からの商店会についてもお話できればよいのかなと思っています。

黄金町バザール2012 プレイベントのトークショーとしてのこけらおとしとしては、なかなか面白いトークショーになるのでは?と思います。

| | コメント (0)

« 2012年6月 | トップページ | 2012年10月 »